アラキの心くばり

<New>歩まれてきた軌跡

 

大病を患い、余儀なく長い入院生活をすることとなった故人様。

 

ご自身の最期を迎えるにあたり、

ご家族様に様々な事をお伝えしておりました。

 

 

これまでの感謝の言葉、

最期に用意をしていただきたいもの、

祭壇の色やお棺・お骨壷の色、

更にはお葬式の形式から

呼んでいただきたい参列者の方など。

 

故人様のご意思に沿うよう、

残されたメッセージを元にご遺族様と

お打ち合わせを進めさせていただきました。

 

「わたしがどんな人で、」

「どんな人生を歩んできたのかを」

「皆さんに知っていただきたい。」

 

そんな強い想いが感じられました。

 

生前、打ち込んでいたアクセサリー作り。

ご遺族様に了承をいただき、そのアクセサリーの数々と、

お借りし、故人様の想いに応えるべく

ロビーにそれらをお飾りした

まるで展示スペースを彷彿させる想い出コーナーを

展示させていただきました。

 

また、生前良く嗜まれていたシャンパンやコーヒー、

そしてグラス・コーヒーカップをお借りし、

お供えをさせていただきました。

 

ご参列をいただいた皆様は、

故人様が生前にご指名をされた深いご縁がある方々。

想い出コーナーをご覧なられたほとんどの方が

「◯◯ちゃん、コーヒーが好きだったね。」

「良くシャンパンを飲んでたよね。」

「こんな素敵な趣味があったんだ。」

 

そんな驚きと懐かしさを感じておられました。

 

歩まれてきたこれまでの人生の軌跡。

 

それを感じていただける時間だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

秋のお庭

 

生前、病院へ入院する前の元気だった頃、

故人様はリビングの窓から、

紅葉や桜など季節を感じる木々が植えられて庭を見ることが

好きだったそうです。

 

お亡くなりになったのが秋。

生前の想いに応えられるよう、

お選びいただいた生花祭壇の花材には、

秋を彷彿とさせる色合いのものをチョイス。

前当てなどの資材には、温もりを感じるウッド調のものをご用意し、

秋という季節を感じていただける装飾に致しました。

 

 

来年、そして再来年と

毎年この季節がやって来る度に、

亡き大切な人のことを思い出していただけたらと思います。

病室での一言

 

長く病魔と闘った奥様。

わたしたちが普段食べているものが口に出来ずにいらっしゃったそうです。

病室でふと旦那様に仰ったのが、

「元気になってラーメンが食べたい。餃子もご飯も。いっぱい食べたいな。」

その願いが叶わず、大切な皆様とお別れをすることになってしまいました。

 

どうにか奥様の願いをかたちにすることが出来ないか、

担当スタッフは料理部のキッチンと打ち合わせを重ね、

忌中払いの陰膳として提供することにしました。

ラーメンを葬儀の料理としてご提供するということは、

初めての試みでした。

ラーメンは温かいものだと麺が伸びてしまう為、

冷やしラーメンとして提供。餃子は直前まで保温した状態で提供しました。

供養膳としてお供えの後は、

喪主様にお召し上がりいただきました。

 

余りにも早いお別れに、大変多くの方が参列されたお葬式でした。

料理が紡いだ縁

 

 

 

リゾートホテルの総料理長として、
たくさんの方々に料理やその時の思い出をご提供していた故人様。

同僚の方を始め、ホテル関係者の方や、お弟子さん、ご友人などが多数参列されたお葬式。

料理が紡いだ縁。

最後まで料理人として歩まれた故人様との思い出を、縁ある皆様にご覧頂くために、

ご本人が着用していたコックコートにコックハット、
そして愛用の調理器具をお預かりし、
勤められていたリゾートホテル様に了承を得て、ホテルの外観を大きくプリントした背景を設置した

キッチンを彷彿とさせる思い出コーナーを作成しました。

 

早すぎる今生のお別れに、多くの方が涙をされていたお葬式でした。

特別な陰膳

 

 

 

ご葬儀のお打ち合わせの際、

 

故人が生前、うな重を好んで食べていたということをお聞きしました。

「固形食が食べれなくなってしまったから、せめて大好きだったうな重のタレを

流動食に少し入れてあげて食べさせていたの。」

 

喪主様からこんなエピソードをお伺いしました。

 

 

火葬場から式場へ戻られての忌中払いでしたので、

忌中払いの陰膳として、うな重をご用意させていただきました。

 

「お母さんよかったね。アラキさんが大好きだったうな重用意してくれたよ。」

 

ご遺族の皆様に非常に喜んでいただきました。

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