アラキの心くばり

<New>最期のステージ

 

 

自宅近くのカラオケ屋さんによく行かれていた故人、

同級生ともこの場所で集まり、よく昔話に花を咲かせながら、

皆で歌を歌い盛り上がったそうです。

しかし、

大好きだったこのお店にも行く事叶わず、

急なお別れとなってしまったという事を伺い、

よく行かれていたカラオケ屋さんに協力をいただき、

カラオケマシン一式をお借りし、

式場にステージをお作りしました。

皆さんとお別れをすることとなった2日間。

故人にとっての最期のカラオケ大会をしていただきたい。

そんな想いで、担当スタッフが制作をしました。

大好きだった歌と共に

送り、送られゆく。

ラストステージでした。

 

 

 

 

 

 

 

お花見

 

 

「おばあちゃん、桜が好きでお花見をよくしてたよ」

 

桜が咲くこの季節、

皆様とお別れをすることとなった故人様のエピソードを

お孫様からお伺いしました。

 

お越しいただいた皆様に、

一年に一度、桜が咲く季節がやってきた時

亡くなった故人様の事を思い返して欲しい。

と思い、式場の入り口に桜の枝を用意した

お花見をイメージしたブースを用意。

 

お葬式ですが、華やかにしてほしいという

ご遺族様のご希望にもお応えさせていただきました。

 

歩まれてきた軌跡

 

大病を患い、余儀なく長い入院生活をすることとなった故人様。

 

ご自身の最期を迎えるにあたり、

ご家族様に様々な事をお伝えしておりました。

 

 

これまでの感謝の言葉、

最期に用意をしていただきたいもの、

祭壇の色やお棺・お骨壷の色、

更にはお葬式の形式から

呼んでいただきたい参列者の方など。

 

故人様のご意思に沿うよう、

残されたメッセージを元にご遺族様と

お打ち合わせを進めさせていただきました。

 

「わたしがどんな人で、」

「どんな人生を歩んできたのかを」

「皆さんに知っていただきたい。」

 

そんな強い想いが感じられました。

 

生前、打ち込んでいたアクセサリー作り。

ご遺族様に了承をいただき、そのアクセサリーの数々と、

お借りし、故人様の想いに応えるべく

ロビーにそれらをお飾りした

まるで展示スペースを彷彿させる想い出コーナーを

展示させていただきました。

 

また、生前良く嗜まれていたシャンパンやコーヒー、

そしてグラス・コーヒーカップをお借りし、

お供えをさせていただきました。

 

ご参列をいただいた皆様は、

故人様が生前にご指名をされた深いご縁がある方々。

想い出コーナーをご覧なられたほとんどの方が

「◯◯ちゃん、コーヒーが好きだったね。」

「良くシャンパンを飲んでたよね。」

「こんな素敵な趣味があったんだ。」

 

そんな驚きと懐かしさを感じておられました。

 

歩まれてきたこれまでの人生の軌跡。

 

それを感じていただける時間だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

秋のお庭

 

生前、病院へ入院する前の元気だった頃、

故人様はリビングの窓から、

紅葉や桜など季節を感じる木々が植えられて庭を見ることが

好きだったそうです。

 

お亡くなりになったのが秋。

生前の想いに応えられるよう、

お選びいただいた生花祭壇の花材には、

秋を彷彿とさせる色合いのものをチョイス。

前当てなどの資材には、温もりを感じるウッド調のものをご用意し、

秋という季節を感じていただける装飾に致しました。

 

 

来年、そして再来年と

毎年この季節がやって来る度に、

亡き大切な人のことを思い出していただけたらと思います。

病室での一言

 

長く病魔と闘った奥様。

わたしたちが普段食べているものが口に出来ずにいらっしゃったそうです。

病室でふと旦那様に仰ったのが、

「元気になってラーメンが食べたい。餃子もご飯も。いっぱい食べたいな。」

その願いが叶わず、大切な皆様とお別れをすることになってしまいました。

 

どうにか奥様の願いをかたちにすることが出来ないか、

担当スタッフは料理部のキッチンと打ち合わせを重ね、

忌中払いの陰膳として提供することにしました。

ラーメンを葬儀の料理としてご提供するということは、

初めての試みでした。

ラーメンは温かいものだと麺が伸びてしまう為、

冷やしラーメンとして提供。餃子は直前まで保温した状態で提供しました。

供養膳としてお供えの後は、

喪主様にお召し上がりいただきました。

 

余りにも早いお別れに、大変多くの方が参列されたお葬式でした。

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